iBeaconが発表されてもうすぐ1年。世の中どうなったのか!?
こんにちは!おおはしりきたけです。iOS 7が発表されもうすぐ1年経ちます。iOS 7の発表の中でも注目の機能としてiBeaconがありました。発表直後にかなり騒がれたiBeaconですが、1年経って、どのような状況なのかを調べてみました。
iBeaconとは?
iBeaconを知らない方のために、一応こちらの資料を見ていただければと思います。
国内事例
国内でも様々な事例が出てきています。発表直後は、デモ的なものが多かったですが、1年経過すると実証実験を含め、国内の事例もたくさん出ています。種類別に紹介してみたいと思います。
情報提供系
iBeaconでイメージするサービスとして一番多いのが、情報提供とクーポン系のサービスではないでしょうか、特に情報提供はセキュリティ的にも考慮することが少ないため、iBeaconのサービスとして分かりやすく、一番導入しやすいものではないかと思います。
八景島シーパラダイス
来場者がスマートフォンに専用アプリをインストールしておくことで、横浜・八景島シーパラダイス内の約40カ所に設置されたビーコンに反応。島内4つの水族館の生きもの情報、豆知識、イベント情報などが自動配信される。
引用元:http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140818_662402.html
20世紀フォックス映画
まずは『X-MEN:フューチャー&パスト』を上映するTOHOシネマズ日本橋、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて運用を開始。2014年夏をめどに同施策の全国展開も計画する。
引用元:http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1405/08/news088.html
対象アプリ:TOHOシネマズマガジンApp
知多市歴史民俗博物館
iBeaconのビーコンは館内6ヵ所に設置、すべてを回るとミュージアムグッズがプレゼントされるしくみ。アプリのダウンロードは無料。知多歴史民俗博物館の利用(常設展)は観覧無料で午前9時~午後5時まで開館(休館日:月曜日)。
引用元:http://ascii.jp/elem/000/000/918/918335/
対象アプリ:知多市歴史民俗博物館
ポイント系
来店ポイント系の事例も多くなっています。
ショッぷらっと
iBeaconに対応することによって、従来はアプリを起動していないと“店舗にチェックイン”などのアクションが起こらなかったところ、アプリを立ち上げていない状態でも「近くにポイントがもらえる店舗がある」など、プッシュ通知されるようになりました。
引用元:http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/222/222455/
対象アプリ:ショッぷらっと
the 3rd Burger
『O:der』はショーケース ギグが運営する、対象店舗の来店ポイントをスタンプカードのようにためられるアプリ。すでに『the 3rd Burger』を含む、都内数十店舗で利用されています。この度のアップデートにより、『the 3rd Burger』ではアプリのメニュー画面から予約オーダーが可能になります。
引用元:http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/232/232144/
対象アプリ:O:der
イベント系
スタンプラリー的なものや、テレビ番組のコーナーでも利用されています。
ユニコーンのライブ
ユニコーンのライブ会場でiBeacon体験!限定コンテンツをゲット
iBeaconが採用されているのは、最新アルバム「イーガジャケジョロ」のツアーを開催中のユニコーンのライブです。
iBeaconを体験できるのは「ウマコーンレーダー」という機能です。自分のスマホが「ユアコーン」、他人のスマホが「タノコーン」、iBeacon端末が「ウマコーン」として識別され、画面上でおおよその位置関係を確認できます
引用元:http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/219/219638/
対象アプリ:UNICORN
ジャルやるっ!
「ジャル大センター試験」は、番組MCであるお笑い芸人の「ジャルジャル」とゲストがチームに分かれて、iPadを片手に街のあちこちに仕掛けられた問題を解いていくというもの。出演者は、街の店先や自動販売機などに仕掛けられたBeaconモジュールBOXを探し出し、番組用に新規開発したアプリをインストールしたiPadをBOXに近付けると問題が表示される。その問題に解答することで得点を競い合う。
引用元:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20140519/557763/?s2p
その他
京セラドーム
オリックス・バッファローズ本拠地の京セラドーム大阪球場で、ビールの売り子さんがスマホで呼べるようになった。球場内でiOSアプリ「野球場NAVI」を起動し、売り子さんの「呼び出し」ボタンを押せば、選んだ銘柄の売り子さんが自分の席までやってきてくれる。
引用元:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1408/25/news117.html
対象アプリ:野球場ナビ
最近のiBeaconの事例として一番話題になったのが、野球場でビールの売り子さんを呼べるこのサービスではないでしょうか。こちらは上記に書いた事例とはまた異なったiBeaconの利用方法だと思います。
火鍋専門店 小肥羊(しゃおふぇいやん)」品川店
店舗にはビーコン端末が設置されており、入店して対応アプリを立ち上げると、アプリの画面がQRコードを読み取る画面に自動的に切り替わります。そこで各席ごとにあるQRコードを読み取ることで各席の特定が済み、準備完了。会員情報の登録も不要です。
引用元:http://iphone.ascii.jp/2014/03/26/32432432/
対象アプリ:中国火鍋専門店小肥羊
QRコードと組み合わせをした入店管理、退店時のクーポン配信などでiBeaconが利用されているということです。
Beacon端末
Beacon端末も色々出ていますね。今回は特に有名ところを紹介します。
estimote
iBeaconが話題になったのは、やはりestimote beaconの動画を見た方が多かったからじゃないでしょうか。発売当初は技適マークが無いことでも話題になりましたが、2014年8月28日現在では、Webサイト上で技適マークが付いていることが確認できます。これで国内でも利用できるのではないでしょうか。
Aplix
国内で最も有名なBeaconメーカーです。上記の国内事例の多くがAplix社のBeaconを利用しています。Aplix社のBeaconは、NFCを意識したTouchBeaconやなりすまし防止のBeaconなど多種多様なBeaconがあります。
ACCESS
ACCESS社では、Braveridge社製のBeacon端末と一緒にアプリとバックエンド機能を提供する「ACCESS Beacon Framework」(ABF)が提供されています。
StickNFind
こちらもestimoteと同時期に話題になったBeaconの会社です。さらにiBeaconが出た時から技適をとっていたので、利用した方も多いのではないでしょうか。コイン形の小型なBeaconです。
まとめ
iBeaconが発表されてもうすぐ1年になります。以前よりも話題になることが少なくなってきたように見受けられるかもしれませんが、発表直後のデモ的なものから、着々と実証実験や事例が増えてきており世の中に定着しています。情報提供、クーポン、ポイントなどの定番的なものも増えてくると思いますが、これから様々な利用方法が確立され、より面白いサービスが提供されるのではないでしょうか。今流行しているingressを屋内で楽しめるようなiBeacon版のingressなんかも出てくる日も近いと思います。